日本人は外国人と比べてボディタッチが少ないですよね。
海外のようにキスやハグをすることは決して多くないと思います。
しかし、そんな人との距離感が難しい日本人にこそボディタッチは有効な手段です。
むしろ他人がやっていないからこそ、
ボディタッチをする人は人間関係において優位に立つことができる魔法の手段となりうるのです。
ボディタッチと聞くと我々日本人は恋愛テクニックのように思ってしまうのですが、同性相手であっても人と仲良くなることにおいてこれほど有用なものはありません。
私自身も営業マン時代に効果のほどを身をもって学び、今でもボディータッチを有効的に活用しています。
今回はそんなボディータッチの素晴らしい効果と有益さをご紹介します。
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目次
ボディタッチの心理的効果
ボディタッチは心理学では『タッチング』とも呼ばれ、人との距離感を詰める効果的な手法として科学的に認められています。
医療行為である「手当」の語源は、医者や看護師が患者に手を当てて安心させるというものですが、これも昔からあるボディタッチの効果です。
ボディタッチで仲良くなるのは何故か? その要素は以下の二つです。
・ 相手のパーソナルスペースに侵入する

ボディタッチをする際には、当然相手のパーソナルスペースに立ち入る必要があります。
パーソナルスペースとはいわば『自分の縄張り』であり、基本的には他人に立ち入ってほしくない距離です。
縄張りに理由なく他人が入ってくると警戒しますが、何かしらの理由があれば納得することができますよね。
どんな理由があってもパーソナルスペースに立ち入るな!と言われれば、モノを手渡しすることすらできなくなってしまいます。
そこでパーソナルスペースに立ち入る理由付けのために使われるのがボディタッチです。
『ボディタッチをするために』パーソナルスペースに入ったのであれば、相手も疑問を持つことがありません。
そうして何度も繰り返し、縄張りに侵入して慣れさせることで、自分を『敵意のない味方』だと認識させ、仲良くなるのです。
・ 好意が伝わる

人間は自分に好意を示す人間に好意を抱きます。
これは返報性の法則も絡むのですが、単純に考えて自分を慕う人間には良くしてやりたいと思いますよね?
だからこそ、他人に好かれるためには、まず自分が他人に好意を示す必要があるのです。
ボディタッチは好意を伝える手法の一つです。
嫌いな相手には触ることすら嫌だと誰もが思うからこそ、
触られると自分が相手から認められている、好意を持ってもらえていると安心するのです。
まさに、承認欲求に貪欲な現代人によく刺さる手法だといえます。
特に日本人は好意を伝えられることに慣れていないため、恋愛テクニックとしても活用できます。
一番簡単で効果的なボディタッチ
ここからは簡単かつ効果が実感できるボディタッチをご紹介します。
・肩や背中にタッチする

一番自然で一番拒否されにくいのが肩と背中です。
挨拶の際に軽く肩を叩いたり、励ます際に背中を叩いたりしてみましょう。
肩や背中にタッチする際には真正面からではなく、斜め後ろか横から相手に近づくことになると思います。
横方からの接近は他人のパーソナルスペースへの入り方としても最適で、警戒されにくいというメリットがあります。
くれぐれも正面から威圧的に近づかないように気を付けましょう。
・肩を組む

それなりに距離感が近づいてきたと感じたら肩を組んでみましょう。
肩や背中への軽いタッチが普段からできているなら、肩を組むのは難しくありません。
※ただし、これは同性同士の場合に限ったもので、異性に対して行うのはセクハラに当たる可能性があるのでやめておきましょう。
気をつけるべき・抑えるべきポイント
・継続的に何度もやるべし
一度だけだと効果は実感できません。
それどころか普段と違うことをすると『こいつ酔ってるんじゃないか?』と思われるのがオチです。
継続的に行って、こういうキャラなんだと相手に思わせましょう。
・セクハラに気を付けて

昨今は本当にセクハラに対して厳しくなっています。
男性から女性にボディタッチをする場合は、くれぐれも注意してください。
あくまで肩や背中程度に抑えておきましょう。(肩を出すような服装の場合はこの限りではない)
不安なら、ファイルや大きめの手帳などで相手にタッチするのがオススメです。
私自身も女性に対しては直接触れず、手帳などを間にかませたボディタッチをしています。
それでもセクハラだと相手が言うなら、その人は何でもセクハラ扱いしてきますので、関わらないように距離を取りましょう。
・外国人相手にも有効

ボディタッチに慣れている外国人ほど、日本の距離感あるコミュニケーションに寂しさを感じています。
私は外国人と関わることが多いのですが、ハグまではせずともよく会話中に肩を組んだりしているのですが、
そういった近い距離感のコミュニケーションが功を奏し、様々な国の人と仲良くなることができています。
週末には外国人から家にお呼ばれすることなどもかなり多いです。
・下心のないボディタッチなら嫌がられることはない
人間は好意を持たれること自体は嫌ではないので、下心のない軽いボディタッチで嫌われることはありません。
近い距離間に慣れておらず戸惑う人は居るでしょうが、純粋な好意自体が嫌なわけではありません。
嫌われているとめげずに、相手の反応を見ながら適切な距離感を探ってみてください。
ましてや女性→男性のボディタッチであれば、嫌がる男性は居ないと思いますので、女性の方は自信をもって肩を叩いてください。
しかし、下心のあるボディタッチや、最初から嫌われている場合は逆効果になるかもしれません…
【まとめ】ボディタッチで良好な人間関係を

今回は恋愛テクニックとしてではなく、友好的な人間関係を築く術としてボディタッチをご紹介しました。
ボディタッチは誤った使い方さえしなければ、間違いなく有効的なコミュニケーションとなります。
私が営業マン時代に上司から教わった中で、一番役に立つテクニックだと思っています。
人と仲良くしておいて損なことは絶対にありません。
ボディタッチを活かして、周りと友好的な関係を築いていきましょう!
それではまた!