上司との飲み会はキツイ!プライベートでは関わりたくない!
その気持ちはよく分かります。
しかし、いくら実力主義の会社であっても、最後に昇進・昇給を決めるのは『人』です。人間が100%合理的な判断を下すのは不可能です。きっとAIが会社を掌握する時代が来るまで、上司からの好感度が給料に影響を与え続けます。
サラリーマンにとって目上との付き合いは必須ということ。あなたが有無を言わせないぐらいの成果を上げるエースでないなら、上司と仲良くしなければ未来はありません。
それに、良好な人間関係はあなたに必ず良い影響をもたらしてくれるはずです。
今回は「上司と仲良くなる方法」をご紹介します。自慢じゃないですが、これらの方法で私もかなり年上に気に入られているので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
まずは遠慮するのをやめる
目上でさらに年上の場合は遠慮するのは分かりますが、壁を作る行為は人と仲良くなるうえで一番の障害となります。
遠慮するのはやめて、自分から能動的に上司に絡んでいきましょう。特にお子さんが居る上司には父性が目覚めているはずなので、甘えることがより効果的です。
仕事の相談・悩みは積極的に

後輩・部下から頼られることで上司の承認欲求を満たすことができます。仕事に関して困ったことがあれば、積極的に相談しましょう。
もし、あなたが仕事がバリバリできる人間なら、この方法はより効果的なものになります。
あまりに手間がかからない部下は、上司にとっても面白くないものです。これはあなたが先輩・上司になればいずれ分かるはずです。
過度に遠慮する必要はありません。部下のサポートも上司の仕事ですから。
・声を掛けるタイミングは見計らって(忙しそうな時は極力避ける)
・最低限の事前情報は調べてから
・どこが分からないか具体的に提示する
べたべた触る

ボディタッチを積極的にしていきましょう。
※同性間の話です。異性へのボディタッチには注意を払ってください。
身体の触れ合いは心の距離をグッと近づけてくれます。ボディタッチしてくれる = 自分を好いてくれている、という風に感じるからです。
日本人の場合はボディタッチが少ないので、慣れていない分より効果的です。特に女性より男性の方がボディタッチが少ない傾向にあるので、おっさん上司へのボディタッチはかなり効果的です。積極的にタッチしていきましょう。
日本人は外国人と比べてボディタッチが少ないですよね。海外のようにキスやハグをすることは決して多くないと思います。しかし、そんな人との距離感が難しい日本人にこそボディタッチは有効な手段です。むしろ他人がやっていないか[…]
サシの飲みに誘おう

お酒はコミュニケーションを円滑にしてくれる魔法です。酒嫌いには辛いですが、これが真実です。
サシ飲みのメリット
飲ミュニケーションは以下のようなメリットを含んでいます。
・アルコールの力で本音が引き出しやすい
・飲食しながらなので、話の間が保ちやすい
・社外でのプライベートを共有
・2人きりの空間(疑似不倫効果)
・夜(暗い空間)は仲良くなりやすい
また、酔った状態ならお互いにボディタッチもしやすくなります。さっきのボディタッチとの合わせ技で距離を縮めていきましょう。
あなたから誘うことが大事
飲みの場で上司と話すことで仲を深めるのは定番ですが、大切なのは『あなたから飲みに誘うこと』です。その理由は以下の二つ。
・迷惑じゃないアピール
・いざという時に誘いを断るため
上司も毎度自分から飲みに誘っていると、「実は迷惑なんじゃないだろうか」と不安を抱きます。その不安を払しょくするためにも、あなたから誘ってあげる必要があります。
また、飲みの誘いを上司が断ってくれれば最高です。飲みに行くことなく好意を伝えることができる上に、いざ上司から誘われた時に断りやすくなります。
酔って迷惑をかけても良い
酔いが回って寝てしまったり、吐いてしまったりすることもあるでしょう。でも、それはそれでいいのです。
後輩は飲み会で迷惑を掛けないことを考えるより、飲み潰れて介抱されるぐらいはっちゃけている方が愛されます。
実際、歓迎会で介抱された新人は上司から可愛がられる確率が高いなんていう統計すらあるほどです。
それでも何とか無事にお酒の席を乗り越えたいという方はこちら↓を参考にして、お酒対策をしてみてください。
・お酒に弱い・飲み会の翌日は二日酔いが酷い・仕事の付き合いで飲みに行くことが多い皆さんは飲み会は好きですか? お酒が好きという方、お酒は飲めないけど場の雰囲気が好きという方、できれば行きたくない方など様々だと思います。[…]
奢ってもらうべし

一緒に飲んだり食事をすると、上司がお金を全て出してくれることも珍しくないでしょう。その際は、思い切って奢られてください。
申し訳ない気持ちは分かりますが、上司の顔を立ててあげましょう。喜んでくれた方が奢りがいもあります。
気をつけるべき点は、「すみません」ではなく「ありがとうございます」と言うことです。「いやいや、僕も出しますよ」「いや俺が出すって」といったダチョウ倶楽部状態になるのが一番最悪です。
奢ってもらったら感謝と好意を前面に押し出しましょう。申し訳なさそうな顔をするのが一番NGです。調子良い感じに「上司さん、大好きです!」ぐらい言うのもアリですね。好意を伝えるのはオーバーなぐらいが丁度いいのです。
愚痴を話そう

愚痴というのは基本的にデメリットが多くて生産的でない行為ですが、他人と仲良くなるという点においては「共通の敵を持つ」という強力なメリットを抱えています。
極力メリットだけを享受できるように、以下の流れに沿って愚痴りましょう。
2.関係の近しい人(同僚など)への愚痴は乗っからずに軽くフォロー
3.関係性の薄い人(社長や取引先)への愚痴なら全力で乗っかる
4.基本的には同調する形で
5.相手が口に出してない愚痴は吐かない
上司以上に愚痴を吐くと不信感を持たれ可能性があるし、いざ外に漏れた時に自分が非難されます。あくまで上司の愚痴に同意するような形で話をしましょう。
共通点を作る
共通の話題を持つことで仲良くなりやすいのは皆さんご存じの通りです。
共通点というのは、ちょっとしたことでも構いません。触りだけでも良いので、なにか上司と共有してみるというのはいかがでしょうか?
共通の趣味を作る

上司の好きな趣味を少しかじる程度やってみるといいでしょう。
定番どころと言えば、麻雀、ゴルフ、競馬あたりですね。(私の上司はおっさんが多いもので…)私も一通り軽くやっていますが、どれも本当に少しだけです。
麻雀は役を覚えてないですし、ゴルフもゴルフクラブを上司に貰って打ちっぱなしに行く程度、競馬もG1の大きなレースで100円かける程度です。
初心者レベルで構いません。上司から指南を受けるぐらいが部下のちょうどいい立ち位置です。
お気に入りの飲食店を共有する

上司に近場で良い飲食店があるか聞いてみてください。上司が土地勘があればどこか教えてくれるはずです。
あとは、一人で教えてもらった店に行き、上司に報告しましょう。
それだけで、小さな共通点ができます。
コミュニケーションにも気をつける
相手によってコミュニケーションの方法は変えていくべきです。敬語だとかタメ口とかそういった口調の話ではなく、中身を変えようという話です。
聞き役に徹する

あなたの周りに話が長いご年配の方は居ませんか?
そう、人間はなぜか歳を取るほど話したがりになります。
あなたの上司も誰かに話を聞いてもらいたくてしょうがないのです。
「でも、うちの上司は口数少ないよ?」と思われる方も居るかもしれませんが、そういった人も口下手なだけで、実際は他人に話したいことを沢山抱えているはずです。
なので、きっかけを与えて相手の話したいことを引き出してあげましょう。そういう人ほど話を始めると止まらなくなるものです。
聞き上手になる方法まで紹介すると長くなるので割愛しますが、コミュニケーションにおいて大事な名言を一つだけ紹介します。
人間は本来、自分だけが喋りたい生き物です
引用:フリンジマン ~愛人の作り方教えます~ 井伏真澄
恥ずかしいぐらいの感謝・誉め言葉を

私もとある上司から学んだのですが、日頃の感謝や誉め言葉は恥ずかしがらず口に出した方が良いです。
「〇〇なところを本当に尊敬している」、「あなたの部下で本当に良かったと思っています」などですね。
文面に起こすとかなりキザでこっ恥ずかしい台詞ですよね? 恐らく「こんなこと言ったことねえよ」という人も多いはずです。
しかし、上記のようなセリフを言われて嬉しくない人は居ません。恥ずかしくて言えない人が多いからこそ、こんなセリフが言える人は確実に好かれます。
感謝と誉め言葉を恥ずかしがらずストレートに伝えましょう。
これが一番の人から好かれるテクニックです。
話の内容、特に固有名詞は覚えておこう

当たり前のことですが、かなり大事です。
話しの内容を大まかに覚えておくのは当然として、固有名詞をしっかりと覚えておきましょう。
特に上司の家族の名前などです。ふとした時に名前が出せれば、相手も話をしっかり覚えてくれていたのだと嬉しくなります。
全部覚えられないなら、あとでメモを取るのもいいでしょう。
そこまでするか?と言われそうですが、コミュニケーションは才能じゃなく努力です。良いコミュニケーションを取りたいなら徹底的にやりましょう。
【さいごに】媚びる必要はない
ここまで相手を立てるようなテクニックを紹介してきましたが、一つだけ注意点があります。
全肯定する必要はないということです。
上司と部下という上下関係ではありますが、部下は奴隷ではありません。
言わなければならない時はしっかり言ってもいいのです。関係性ができていれば多少の反発は問題ありません。
むしろ、そのために良い関係性を築く必要があるとさえ言えます。
ビジネス的にも人間的にも上司と良い関係性を築いていきましょう。