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【2021年最新】『だめだね』(ばかみたい)とは|さらに簡単になった動画作成法も

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今ニコニコ動画を中心にじわじわと流行している『だめだね
一体何のフレーズ?昔の曲?といった疑問をお持ちの方もいるでしょう。

という訳で、今回は『だめだね』とは何なのか?

そして、だめだね動画の作り方について、実際に製作しながら解説していきます。(一応、PC推奨です)
※Colabが大幅に改善され、以前と比べるとものすごく簡単になっています!(2021年5月現在)

有志による「だめだね動画」の作成ツール↓ こちらでも簡単に作れます。

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だめだねとは?何の動画?

最近ニコニコ動画でよく見かけますよね『だめだね()』というタイトルの動画。
とりあえず流行に乗ろうと思うけど、元ネタが何なのか知らない…

という方のために、まずは元ネタと流行の原因を解説していきます。元ネタを知ることで作る動画のネタも決めやすくなりますよ!

元ネタは龍が如くの『ばかみたい』

『だめだね』は2012年にセガより発売されたゲーム

龍が如く5 夢、叶えし者』に収録されているカラオケ曲『ばかみたい』のワンフレーズです。

「だめだね だめよ だめなのよ」というサビが特徴的で、一部の外国人にウケたことをきっかけとして現在の流行に至ります。(海外では『龍が如く』は英名『Yakuza』で親しまれています)

主人公”桐生一馬“を演じる黒田崇矢さんの声が渋すぎることで有名です。

ブームの理由は?

初めに話題になったのは、『ばかみたい』を収録した『龍が如く5』が発売された2012年です。

日本の歌謡曲独特なメロディー、「堅物な元ヤクザの主人公が切ないバラードを歌う」というギャップなどが海外でウケ、『Baka Mitai(ばかみたい)』や『Dame Da Ne(だめだね)』といった名称で親しまれていました。

『龍が如く』の新作が出る度に話題に上がっていた『ばかみたい』ですが、この曲をディープフェイクで歌わせる流行が起こったのは今年の7月頃
※ディープフェイク:AIに人の顔を学習させ、自由にその顔を動かす技術

人気YouTuberのLinus Sebastianに「ばかみたい」を歌わせた動画が挙がり、独特な顔の動きや哀愁漂う表情が話題を呼び、その動画に続くように数々のディープフェイク動画が作り出されました。

日本でも『だめだね()』や『ばかみたい』といったタイトルで、ニコニコ動画を中心に狭く愛されています。

だめだね動画の作成方法

それでは、そんなだめだね動画の作り方のご紹介します!
(2021年5月13日現在、かなり簡単になっています)

危険な作業ではないのでPCが動かなくなるとかそういうことはありませんが、作業自体は自己責任でお願いします。

制作準備:画像を用意しよう!

以前は専用のファイル等が必要だったのですが、現在は以下の2つだけで作れるようになりました。

・Googleアカウント
・256×256の画像ファイル

Googleアカウント

GoogleChrome

「だめだねmeme」はColabというツールで作られます。
無くても問題ないはずですが、一応Googleアカウントを用意しておきましょう。

動かしたい画像

『だめだね』を歌わせたい顔の画像ファイル(jpg,pngなど)を用意しましょう。
今回は例として、フリー素材の画像を使うこととします(面白くないが肖像権・著作権を考慮して)

素材画像

素材画像が用意できたら、256×256のサイズに変換しましょう
横長や縦長、大きすぎる画像だと顔の動きがズレます。

普段使うアプリやソフトがある人は、それを使って編集するのも良いでしょう。Windowsなら標準で備わっているフォトアプリでもサイズ変更やトリミングは可能です。

画像ファイルを256×256のサイズに変換する方法

「画像のサイズ変更のやり方が分からない!」という方向けです。問題ない方は飛ばしてください。

今回はいつも自分が使っている編集サイト”PIXLR X”を利用します。
PIXLR X

1.画像を開いたら、まずは左端のバーから「切り取り(トリミング)」を選択して、大体で良いので1:1の正方形になるよう切り取る

2.次にバーの一番上の「プロパティ」を選択して、画像サイズの変更を選択
「縦横比を保持」をオフにして、幅と高さの値を256にする

3.最後に画面下の「保存」をクリックして、png形式を選択、ダウンロードをクリックで完成です。


ディープフェイク作成

それでは、ディープフェイクの作成に取り掛かりましょう。

下記のリンクをGoogleChromeで開きます↓

https://colab.research.google.com/github/AliaksandrSiarohin/first-order-model/blob/master/demo.ipynb

色々複雑そうなコードのある画面(Colab)が表示されましたね?
この画面で作業をします。大きく分けて3ステップありますので、順番に解説していきますね。

1つ目のコードを実行

一番上の行「!pip install…」と書いてあるコードの左にある”[ ]”にカーソルを持っていくと”▶”マークが出るので、これをクリックして実行します。警告が出ますが、無視して「このまま実行」をクリック。

メイキング1

通信状況次第ですが、長いと数分かかるのでしばらく待ちましょう。

枠の左側がグレーになれば完了です。

2つ目のコードを実行

同じ要領で2つ目のコードも実行します。
私の体感では、こちらは結構時間がかかります。

メイキング2
チータツ
気長に待ちましょう

素材にする画像と動画を選択

コードを2つ実行すると、一番下に画像と動画の選択画面が表示されます。

1, まずは”Choose Image”の枠に用意した画像をアップロードしましょう。(元々あるテンプレートを使っても良い)
2, “Choose Video”で動画を選択します。今回は「だめだねmeme」を作るので、一番左のメガネの人をクリック。
3, 更に下にスクロールすると”Generate”というボタンが出てくるのでクリックして実行(他は弄らない)

メイキング3

しばらく待つと音声付きの動画が完成します。

あとはダウンロードして終了です。お疲れさまでした!

メイキング4

参考動画

だめだねmeme作成の参考にした動画です。
※英語です

あとがき

このディープフェイク作成法は筆者が作ったものではないので、この記事に書いている以上のことは分かりません。さらに詳しく知りたい方は元ネタの動画や解説動画を見てみてください。

とはいえ、以前に比べるとかなり簡単になったので大丈夫だと思いますが…

ディープフェイクに興味を持った方は、だめだね以外のディープフェイクを作ってみましょう!
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