・ぶつぶつうるさい人って何?怖い
・つい独り言が出る癖を直したい
独り言が多いと変な人に見られますよね?
なんだか独り言にはあまりいいイメージがありませんよね?
ですが、独り言をつぶやくことは決して悪いことではないのです!
独り言をうまく活用すれば大きなメリットを得られます!
しかし、「独り言が多い人は病気かもしれない」というのも事実です。
今回は「ダメな独り言」、「独り言を言うことによって得られるメリット」ついてお話しします。
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目次
独り言の役割
そもそも、我々人間はどういった意図があって独り言を話すのでしょうか?
一般に、発話には社会的発話(social speech)と私的発話(private speech)がある。
『感情心理学・入門』 – 大平英樹(著)
社会的発話とは、話し手が伝達意図を持って行うコミュニケーションのための発話であり、一方、私的発話とは、考え事をしているようなときに生じる思考や問題解決と関連した発話のことである。
特に大人の場合、私的発話は1人でいるときに、独り言として生じることが多い。
心理学的には、独り言は思考の整理や何らかの問題解決のために発せられる言葉なのです。
そして、他人に対して何かを伝えようとしている訳ではないので、論理的に破綻しているようなことをつぶやくのも不自然なことではありません。
✔独り言には思考を整理する役割がある
独り言が多い人の心理

独り言が多い人っていますよね?
ぶつぶつ言っている上司なんかは部下からしたら困った存在です。
何故独り言を話してしまうのか、そこにはちゃんとした合理的な理由があるのです。
悩みごとが多い
これは先程の「独り言の役割」に由来するものですね。
悩みを解決するために普段から色々考え、その考えを整理するために口に出してしまっているのでしょう。
職場などでこういう人をよく見かけますね。
構ってほしい
これはなんちゃって独り言のパターンです。
「どうしたの?」と聞かれたいがために周囲の人にアピールしています。
コミュニケーションが苦手な人によく見られます。
イライラしている
感情を吐露してスッキリしようとしているパターン。
誰かに愚痴りたいけど、相手のことを考えて自分でなんとかしようとしている優しい行動とも取れますね。
また、テンションが上がって鼻歌を唄うのも同じ原理です。
孤独感を感じている
こちらも感情由来のものです。
自分の声を聴くことで安心できるのと、不安感や孤独感を緩和するために独り言を話します。
一人暮らしを始めると独り言が増えるのもこれが原因です。
精神病由来のもの
無言で思考したり黙読ができない自閉症、幻聴・妄想などの激しい統合失調症の方などは独り言が多かったりします。
そういった方が口に出す独り言は少し独特です。どういった独り言がそれに当てはまるかは次項で詳しくお話しします。
病気の可能性あり、危険な独り言

テレビにツッコミを入れたり愚痴ったりする程度であれば問題ありませんが、
病気の疑いがある独り言もあります。
自分の独り言は問題ないか、周りにこういった独り言を話す人は居ないか、今一度確認してみてください。
- 突然笑ったり怒ったりする
- 誰かと会話しているような話し方をする
- 自覚症状のない独り言
- 内容が支離滅裂
- 絶え間なくずっと話している
- 他人の発言を繰り返す
- 周囲を気にせず大声で話す
上記に当てはまる方は
統合失調症やうつ病、自閉症(ADHD,アスペルガー症候群)、解離性同一性障害の可能性があります。
自覚があって止められるなら問題ありませんが、多くの場合は自覚がないか、気づいていても止められないことが殆どです。
疑いがある方や心配な方は一度クリニックなどで受診することをお勧めします。
どんどん話してヨシ!独り言のメリット
病気由来の独り言もありますが、基本的には独り言は悪いものではありません。
ここで独り言のメリットをご紹介します。

集中力が上がってミスが減る
ノッティンガム・トレンド大学の研究で
「48枚のカードを規則的に並べる」という作業を、『独り言を話しながら作業を行う』パターンと『無言で作業を行う』パターンの2回に分けて行ったところ…
独り言を言いながら作業した方が78%もミスが少なかった
という結果が得られたのです。
この結果を発表したクリストファー・アトキン氏いわく
「人間は思考プロセス・作業プロセスを口に出して言うことで、そのことに注意を向け、集中することができる」とのことです。
また独り言による集中力アップの効果は、デスクワークや計算だけでなく、どんなことであっても有効的に働くようです。
研究結果の論文PDF
ストレスを軽減できる
愚痴を他人に話すことでストレスを緩和できることは有名ですが、
これは対話だけでなく、独り言であっても同じ効果が得られます。
理由としては、
・自分の声を聞いて落ち着くことができる
・自分の置かれた状況を認識してクールダウンできる
というものです。
また、ポジティブな言葉を自分に言い聞かせて、自己暗示で気分を上げることも可能です。
愚痴などは聞かされる相手にとっても良い気分になるものではないので、独り言で愚痴を吐くのは良い案だといえます。
コミュニケーション能力の向上
自分の考えを論理的に組み立てることに慣れます。
自分の考えを一度言葉にしておくと、いざ誰かに話す時に緊張せず話せるという効果があります。
また、口を動かすことで活舌も良くなるため、プレゼンやスピーチを行う際には、事前に独り言で練習するのがオススメです。
ひろゆきも雑談力向上のため推奨
マシンガントークで有名なひろゆきさんですが、雑談力向上のために昔やっていたそうですね。
コツとしては「周りにある物で思いついたまま喋ってみる」ことらしいです!
【まとめ】ブロガーや営業マンなどの発信者こそ独り言を言うべし!
病気から来る独り言というのはありますが、独り言を話して病気になるということはありません。
ですので、普段から独り言が多い人も特に気にする必要はありません。
むしろ、独り言によるメリットは大きいので、周りに人が居ないのであればガンガン独り言をつぶやくべきです。
特に、ブロガーや営業マンといった相手に何かを伝える発信者は、独り言で情報伝達の練習をしていきましょう。
それではまた!