・どうすればダイブできるの?
ダイブとは、自分の脳が作り出した空想上の世界に入り込む方法です。そして、タルパーがたどり着く終着点でもあります。
今回は、ダイブの方法について成功者の情報を基にまとめましたので、ご紹介していきたいと思います。
「タルパのオート化までできてないよ!」という方はこちら↓
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目次
ダイブについて
まずは『ダイブ』という概念について簡単に理解しておきましょう。
ダイブとは

ダイブとは『精神世界に潜り込むこと』を指したタルパ界隈における造語です。
精神世界に潜り込むこと自体を『ダイブ』、ダイブで入り込む世界のことを『ダイブ界』と言い分けることもありますが、造語であるため定義はあいまいです。
ダイブした際の脳の働きは解明されていませんが、瞑想や薬物の使用によってもたらされる変性意識状態と同じものだと考えられます。あくまで夢や妄想の延長線上のものであり、当人の記憶や想像によって作り出されたイメージの一種なのです。
ダイブ界はどんなところ?

ダイブ界の様相は本人の想像力に依存しますが、経験者によればダイブ界には以下のような特徴があります。
・触覚や嗅覚などの五感がある
・訓練次第では人間にできない動きができる(飛ぶ、ワープなど)
・タルパと触れ合える
・世界観は人それぞれ(現実的な世界orファンタジー)
・風景はダイブする度に変わる可能性がある
・その時の気持ちにダイブ界が引っ張られる
・現実に戻っても記憶は残っている
ダイブとタルパの関係性
ダイブとタルパは一見関係なさそうですが、自分の想像の産物であるという点で同じです。タルパがダイブ界の住人だとする考え方もありますし、ダイブ界そのものがタルパの本体だという考え方もあります。
ダイブする方のほとんどは「タルパと実際に触れ合いたい」という目的を持ったタルパーです。もちろん、タルパー以外の方でもダイブ自体はできるのですが、そういった方は『ダイブ』ではなく、『明晰夢』や『体外離脱』にチャレンジしているはずです。
また後述にあるように、ダイブするためにタルパの力を借りることもあります。
体外離脱・明晰夢との違い

ダイブ、体外離脱、明晰夢には明確な違いがありません。
・体外離脱:自分の身体から抜け出して世界を体験する現象
・明晰夢:自分で夢だと認識できる夢
ダイブは『入り込む』で、体外離脱は『抜け出す』という違いがあると思われがちですが、言い方の違いでしかありません。また、これから紹介するダイブの方法も体外離脱や明晰夢のやり方と似通っています。
ダイブは体外離脱や明晰夢と同じカテゴリの存在であり、心理的・神経的な要因から生じる解離体験の一種だと考えられるでしょう。つまり、特に明確な違いはないということです。
(参考文献)
体外離脱体験の観察 – 水柿 義之(著)
ダイブは簡単じゃない
想像だけで世界を創るわけですから、習得には並々ならぬ執念と時間が必要です。これは明晰夢や体外離脱も同じです。
ただ、タルパと違って『夢を見る』という体験を今まで何度もしているため、人を作るタルパ作りよりはまだ簡単だと思います。ですが、私もできたらラッキー程度なもので、自由にダイブできるようになるには相当な時間がかかることは覚悟しておいてください。
ダイブについてのまとめ
一旦ダイブについて整理しましょう
・『ダイブ』とはイメージした世界へ入り込む行為である
・ダイブした世界(ダイブ界)では、現実と変わらない感覚でタルパと実際に触れ合える
・イメージ次第で超常現象も起こせる
・ダイブした記憶は失われない
・原理的には明晰夢・体外離脱と同じようなものである
基本的なダイブの方法
それではダイブする方法をご紹介します。
完璧にできるようになるまでは時間がかかりますが、根気強く試行していきましょう。
ダイブするまでの流れ
ダイブするまでの基本的なプロセスは以下のようになります。
- 集中できる静かな環境を作る
- 『自律訓練法』に従って気持ちを落ち着ける
- ダイブする世界を想像する
- そのまま軽く寝落ちする
気づいた方も居ると思いますが、明晰夢を見るための方法とほとんど同じです。半覚醒状態を維持しながら想像することで、現実的な感覚を伴った夢を見るのです。(覚醒状態でダイブするのは困難を極めます)
それでは、大まかな流れが分かったところで具体的な解説に移ります。
1.集中できる静かな環境を作る

基本的には自室が良いでしょう。
外の環境音などが気になる場合は耳栓を、明るさが気になるならアイマスクをします。しかし、異物感がダイブの阻害になるため、できれば何も装着しないのがベストです。
むしろ少し程度の環境音や明るさがあった方が半覚醒状態になりやすいため、完璧な静音・暗闇を求めなくても構いません。
また、ベッドに横になると本当に寝てしまうので、ソファーや椅子などに座って行うのがオススメです。
2.自律訓練法を行う

自律訓練法を行って、集中できる状態に体を持っていきます。
自律訓練法とは、ドイツの精神医学者J・H・シュルツ教授が提唱した、6つの言葉を唱えて自己暗示をかけるリラクゼーション法です。
それでは自律訓練法のやり方を紹介します。リラックスできる体勢で軽く目を閉じ、以下の6つの言葉を頭の中で唱えましょう。
第1公式「両手両足が重たい」
第2公式「両手両足が温かい」
第3公式「心臓が規則正しく静かに打っている」
第4公式「楽に息をしている」
第5公式「お腹が温かい」
第6公式「額が冷たくて心地よい」
本来は上記の6つを唱えた後に消去動作(催眠解除の動作)というのを行うのですが、ダイブする場合は必要ありません。自律訓練法で自己催眠状態になったら、そのまま次のプロセスに移りましょう。
3.ダイブする世界を想像する

自律訓練法で集中状態を作れたら、実際にダイブする世界を想像しましょう。想像するのは自分の好きな世界で構いません。(ただし、記憶にない風景ほどダイブの難易度は上がります)
想像する際に抑えるべきポイントは以下の5つです。
・主観で想像する
・自分のスタート地点を決めてから周りの風景を作る
・身体の感覚も全て想像する(風の触感や、香りなど)
・想像の中で歩いて地面を踏みしめる感覚をイメージする
・タルパは一緒に居る前提で
4.軽く寝落ちする

『軽く』←これに注意してください
完全に寝てしまってはいけません。寝てるか寝てないか微妙な状態に持っていきましょう。いわゆる『船を漕ぐ』状態です。
眠気に負けず想像し続けてください。
これが意外と難しく、人間は眠くなったタイミングで思考することを止めてしまいます。思考を止めてしまうと深い眠りに落ちてしまうので、眠気に負けず想像し続けてください。
「絶対に寝ないぞ!」という意志を持って脳を働かせ続けることで、身体だけ睡眠状態に持っていくことができます。身体は寝ているけど意識だけがかろうじて起きていれば、半覚醒状態になります。
そして、イメージした世界の夢を半覚醒状態で見ることができればダイブ完了です。
ダイブするコツ・裏技
ダイブする基本的な方法は上記の通りですが、他にも多種多様なダイブ方法があります。色々と組み合わせて自分に合ったダイブ法を見つけましょう!
ダイブ界の設定を決めておく

記憶にある風景ではなく、一からダイブ界を作り出す場合は事前に設定を作っておきましょう。ノートなどに書き留めておくのがオススメです。
風景や建造物、空気感や気温などをあらかじめ決めておくことで、スムーズにイメージすることができます。絵を描けるなら書いてみても良いですし、既存の絵を流用するのも良いでしょう。
最低でもスタート地点から周囲1km圏内の地形は把握できるようにしておきましょう。
タルパに引っ張ってもらう

文字通り「タルパに引っ張ってもらってダイブする」という方法です。成功者も多く分かりやすいため、よく利用される人気のダイブ法です。
やり方はこちら↓
- 『ダイブする世界を想像する』のプロセスで海の底を想像
- 意識が遠のいてきたらタルパに海の底から引っ張り上げてもらうイメージをする
- タルパの手を握ると手の感触がする
- そのままダイブ界へ
トリガーを決めておく
特定の行動をダイブする際に癖付けて(トリガーに設定して)おきます。そして、ダイブする際にその行動を取ることで「今からダイブする時間だ!」と脳に認識させる手法です。
トリガーとなる行動を作っておくことで、ダイブしたい時にダイブしやすくなります。
例として、こちらのタルパーさんは『いつもと違う方の親指を上にして手を組む』という行動を『ダイブする』という行動に紐づけていますね。
事前に五感を高めておく
ダイブする際には自分の五感もイメージしなければなりません。そのために、事前に様々なものを触ったり嗅いだりして、物体の質感や臭いを覚えておくという方法です。
タルパ界でタルパと触れ合うためにも、自分の身体を色々触ってみて、人間の質感を確認するのも良いでしょう。
夢日記をつける

完全に明晰夢のやり方ですが、タルパ界も明晰夢も同じようなものです。
夢日記をつけることで夢を記憶しやすくなり、夢の中で夢だと気づく確率が上がります。夢の中で夢だと気づければ、あとはイメージ次第で何でもできます。つまり、明晰夢からダイブ界を作ろうとする方法ですね。
イメージからダイブする人は想像力を鍛える、夢からダイブする人は明晰夢を見る確立を上げる、といった別々のアプローチが良いかもしれません。
【あとがき】タルパーならできる
ダイブには強い想像力と根気が求められます。
しかし、長い年月を掛けてタルパを作ることができたタルパーの皆さんなら、全然問題ないと思います。必要なのはダイブする感覚を掴むことだけです。
ダイブを習得して、ダイブ界でタルパといちゃいちゃしましょう!
今日はここまで!